市民派市長誕生へ櫻井氏が立候補を表明!
記者団の前で熱弁をふるう櫻井氏(中央) |
●なぜ立候補を決意したのか
きっかけは、阿蘇・米本地区の小学校統廃合問題に取り組んできたこと。行政の都合で子どもたちが犠牲になるのは看過できない。市の言う「少人数学級による教育的弊害」は筋違い。服部市政の目的は市民サービス低下もいとわない公共施設の大規模統廃合。小学校統廃合はその一環。その一方での100億円の借金での市庁舎建て替えは民意に反している。
もちろん、市政の課題はそればかりではない。とりわけ、今後はさらに高齢者が増えることに鑑み、扶助費の増加を理由に高齢者福祉がないがしろにされてはならない。特に福祉行政については元行政マンとして福祉行政の経験を活かしたい。とりわけ、コロナ禍のなかで弱者支援への財政再配分は重要だ。
日頃から、私利私欲なく市民のために汗をかくリーダーが必要だと感じていたが、このたび、市民が主役の市政を実現する会からの推挙をいただいたので決意した。決意表明。以下、櫻井氏の主張を掲載します。
●服部市政の評価
①2大公約である、東葉高速鉄道運賃値下げと京成線高架化を断念し、一票を投じた有権者の期待を裏切り、総括もできていない。
②任期中、経常収支比率の悪化(5年連続悪化)を始めとした財政の硬直化をまったく改善できなかった。
③施策において、首長としてリーダーシップを発揮できず、任期中にこれといった成果をあげることができなかった。実績とされている学校のエアコン導入も市民と議会の強い要求で実現したものだ。
④そもそも「ハットリノミクス」なるもののビジョンがまるで見えない。イニシアティブがゼロのまま1期4年が過ぎようとしている。
●私の市政ビジョン
①憲法を活かし、平和・人権を守り、市民に寄り添う市政を
市政の主役は市民。行政も市長も議員も、市民の熱心な代弁者であるべきだ。その背景には憲法を活かし、平和・人権を守る立場をバックボーンとして、地方自治と暮らしに活かす。市民に寄り添う市政を実践する。また、いまは、経済の減退に加えて、コロナ禍により失業者は増加し、中小企業や個人事業者は経営難に苦しんでおり、日常生活での安全安心が損なわれている。ひとりひとりの安心を大切にする市政の実現めざす。
②市民への情報公開と共有する市政
いま、八千代市で何が起きているのか。何が問題なのか。市民には知る権利がある。しかし、市民に提供すべき情報公開が極めて不十分であり、ましてや行政と市民との共有ができていない。情報公開を徹底する。
③市民合意を基本とする市政
歴代市政が行う施策において特徴的なのが事後承諾主義であり、アンケートやパブコメ等も行うがアリバイ作りにすぎず検討材料にさえしていない。一方通行ではない市民合意を基本とする市政運営を推進する。そのために市民と行政との架け橋となる「八千代市市民協議会」を設立して行政の市民参画を実践する。
●私は実行する!~当面する10の約束
①コロナ禍対策
まだ続くと推測されるコロナ禍に対するPCR検査や入院受け入れなどの市民の健康管理支援、失業や収入減などの生活困窮支援、経営難による中小企業・個人事業者への経営支援の継続と拡充。
②子育て支援の充実・自校方式の学校給食
待機児童問題の完全解消、子ども医療費の窓口無料化、ひとり親家庭支援、1クラス20人~30人の少人数教育など、子育て支援施策の拡充。給食は自校で作り、こどもたちに温かいご飯をたべさせることは重要である。わざわざ八街市からご飯を運んでくるのはおかしい。
③財政の健全化
財政難の下、限りある財源は市民合意に基づく事業計画の選択と練り直しで、経常収支比率と市債額の改善を。
④公共施設再編は市民合意で
市民合意なき公共施設の削減と統廃合計画反対。施設をなくすのではなく長寿命化計画で。阿蘇・米本地区小中学校統廃合の白紙撤回米本団地に学校の存続を。少年自然の家廃止の白紙撤回、子どもの自然教育を守れ。
⑤新市庁舎建設計画の白紙撤回
新市庁舎建設計画の白紙撤回。早くて安い耐震化工事と大規模改修に転換。約7割の経費減となる国の緊急減災防災事業債の活用を。
⑥国民健康保険料や介護保険料の値下げ
基金の活用や一般会計からの繰り入れで値下げを実施。県内でも高額の保険料の市民負担の軽減を。
⑦いまから人口減少化対策を
「八千代市人口ビジョン」では将来は3万人の人口減少が指摘されている。いまから人口減少化対策を始めるべきだ。たとえば、3世代同居、隣居・近居支援制度の導入で、大人になった子ども世帯の再流入で人口を安定させる。高齢化した親の孤立化対策にもつながる。
⑧農業、商業、産業の振興と活性化
再生可能な自然エネルギーを推進。地産地消、食の安全を重視し、生産者と消費者との共同で農業を振興する。空き店舗の借り上げなどへの補助制度を設け、商店街の活性化をはかる。
⑨オスプレイの配備撤回・訓練の中止を求める
11月よりオスプレイが木更津基地に飛来し、試験飛行を開始している。習志野基地に近接する自治体として住民の命と暮らしを守る立場から反対する。
⑩市長全報酬(月例、賞与)の35%カット
八千代市は500億円以上の借金を抱えている。市民に我慢をしていただく場合もあるのだから、首長として財政の健全化まで襟を正す。1期4年間の市長全報酬(月例、賞与)の35%をカットする。